「地域のコミュニケーション 市民の集い」
第29回各務原市ふるさと福祉村意見交換交流会
第1部 特別講演
「科学とデータが証明する子どもへの声掛けが活力の秘訣」
第2部 シンポジウム
〜地域の教育力を育てる〜
至、令和5年2月18日市ふるさと福祉村による、特別講演と「市民の集い」の2部構成で開催されました。
1部:検討されたテーマの内容は、「昔は親の兄弟は多く、親戚が良いロールモデルでした。今は親や先生以外の大人とふれ合い感化される機会は貧弱です。地域の絆が強かった時代の思春期には親の言うことは聞けなくても、近所の人の言うことは受け入れていましたよね。そこで出番は地域の大人です。地域の絆が弱くなっていると言われますが、まだ弱電流は流れています。それを強くすればいいのです」
こんな新聞の「素描」を読んだのがきっかけで、特別講演を前岐阜市教育長早川三根夫さんにお願いをしました。
確かに、良い高校に入り、良い大学を出て、良い企業に入ることが競争の終着点のような社会、そこからこぼれ落ちた場合の「逃げ場」がないのは、10代から20代初めまでの生活は学校と家庭が中心で、逃げ場の無い居場所が限られ、学校や家庭でトラブルや問題を抱えてしまう。どうにもならなくなってしまう子供たちには、「愚痴や悩み、ウサを晴らす赤提灯のような場所はない」これが拍車をかけで問題をより深刻にしてしまう構造があります。
第三の場所が無いだけに生きづらさを感じてしまう生活環境を変えることが出来ないか?社会全体で構築できる何かがないか?地域住民がボランティアとして子供たちに関われないか?大人と子供のふれあい場を地域に環境として作れないか?居場所作り社会全体でキチンとケアしていくべきではないか?
2部:パネルデスカッションには、地元のお寺さんから二人の僧侶と訪問看護師、地域で福祉活動に力を入れて支えている元教師の皆さんの4名による「地域教育力を高める」をテーマに各々発表をお願いしました。
当日は会場に86人の沢山の一般市民参加を頂きました。
※次回の第30回意見交換交流会は6月を目途に計画中です。