つづきです。中京大学 スポーツ科学部 湯浅 景元先生です。
ウォーキングの説明をしているところですね。さすがです。
背筋がピンとして元気ハツラツな先生です。
バックスクリーンには、室伏浩二選手の研究について映し出されています。
さて先生のやっていることとは、、、
湯浅氏)私の今やっている仕事は、中京大学でスケート部の部長であり、オリンピックの強化コーチです。
「コーチと言ってもスケートは滑れません!」では、何をやっているかというと、スポーツを科学的な根拠をもって、選手を指導することが仕事です。
例えば、浅田真央選手が空中で4回転するためにはどうすればよいかを考えることが仕事の一つ。
空中に0,67秒いれば飛ぶことが出来る。0,67秒、空中に飛んでいるためには、何センチ飛び上がればいいのか。およそ45センチ飛べばよいと研究でわかってきた。このときの氷にかかる圧は180キロの力がかかる、と、こういったことを研究して、選手、指導者に伝えながら、こんなトレーニングをしましょう。と提案していく。これが仕事です。
このようなお仕事をされている湯浅先生が 毎日歩いている人を20年ほど追跡調査している。
湯浅氏)その毎日歩いている高齢者の生活習慣病を調べると、そういう悪い症状も少ないし、体力や持久力もある。ところが脚力がどんどん落ちていっていることが判った。
ウォーキングというものは心臓を強くしたり、脂肪を燃焼するにはいいけれど、脚力を維持しようとするにはある年齢以上の方には効果が無いとわかってきた。
足の筋力を強くするためにはある程度の力が加わらないと効果が出ないのです。
湯浅氏)これから紹介する運動は、日々の動作、顔を洗う動作、買い物に行くときにもできる運動です。少し負荷をかけてより、効率的に運動できるようにしましょう。
座ったままウォーキング 椅子に座ったままでいいので、そのまま腕をふって、ひざを挙げバタバタと足踏みします。これをゼロキロウォーキングと言っています。これだけでも十分なんです。
皆さん、笑顔で実践中!!
他にも、、、いろいろ教えていただきました⇓
両手を胸の前で合わせて、7秒間グーッと押し合います。これで十分な運動になるのです。一日一回で十分です。せいぜい一日3,4回で良いのです。
椅子に座ったまま両腕で座面に手をついて両太ももを挙げれるところまで、挙げる。そのまま7秒間キープです。
湯浅氏)これだけは毎日やってほしい運動があります。
座ったまま、足を軽く広げます。そのまま、両足首をクロスさせます。足首が当たりますね。そのまま足首を前後で押し合います。これは、ぜひ毎日やってください。
次週は第二部のご報告を。。。
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